焼肉でピーマンを焼くなら、どんな切り方にしていますか?「とりあえず半分に切る」という方も多いと思いますが、実は切り方ひとつで、苦みの感じ方や食感、甘みの出方まで変わるんです。
ピーマンは、表面がこんがり焼けて中がふっくらすると、普段よりぐっと食べやすくなります。この記事では、焼肉に合う基本の切り方から、苦みを抑える下ごしらえ、焼き方のコツまで、家庭で試しやすい方法を紹介しますね。
焼肉のピーマンは縦半分が基本?切り方で味は変わる
まずは縦半分に切るのがおすすめ
焼肉用のピーマンは、縦半分に切る方法が基本です。ピーマンを縦に置き、ヘタの付け根から先端に向かって切ると、形が崩れにくく、焼き網やホットプレートにも並べやすくなります。
半分にしたら、ヘタと種を取り除き、水でさっと洗いましょう。大きめのピーマンなら、さらに半分にして4等分にすると食べやすくなります。焼き上がったあとに切り分けるより、最初に大きさをそろえておくほうが、火の通りも安定しますよ。
縦切りは食感と水分を残しやすい
ピーマンを縦半分にすると、果肉の厚みを保ったまま焼けます。そのため、水分が抜けすぎにくく、表面は香ばしいのに中はみずみずしい、という食感を楽しみやすいんです。
反対に、細切りや薄切りにすると火は通りやすいものの、焼きすぎたときに水分が抜けて、しんなりしやすくなります。シャキッとした歯ごたえを残したいなら縦半分、早く焼きたいなら4等分や細切り、と考えると選びやすいですね。
白いワタを残すかどうかは好みで決める
種の周りにある白い部分は、一般に「ワタ」と呼ばれます。ここには苦みを感じることがあるため、ピーマンが苦手な方や子どもが食べる場合は、包丁でそぎ取っておくと安心です。
一方で、苦みも含めてピーマンらしい味を楽しみたいなら、無理にすべて取らなくても構いません。縦半分にして焼く場合は、ワタを取り除く量を調整しやすいのも便利なところです。
焼肉用ピーマンの切り方3選。それぞれの向いている食べ方
豪快な縦半分切りは甘みを楽しみたいときに
ピーマン本来の水分と厚みを生かしたいなら、縦半分のまま焼いてみてください。切り口を上にして焼き始めると、果肉が急に焦げにくく、じっくり温めやすくなります。
表面がぷっくり膨らみ、皮に焼き色がついてきたら食べ頃です。大きく焼くぶん、少し時間はかかりますが、ホクホクした食感になりやすい方法。焼肉のたれを切り口に少し垂らして食べると、肉の脂にもよく合います。
4等分は食べやすさと焼きやすさのバランスがよい
大きなピーマンや、ひと口で食べたいときは、縦半分にしたものをさらに半分に切る4等分が向いています。細切りほど薄くないので、食感を残しながら火の通りを早められるんです。
切り口が増えるため、塩やたれがなじみやすいのも魅力です。子どもが食べる場合は、焼き上がりをさらに横半分にしてもよいでしょう。ただし小さくしすぎると網の隙間から落ちやすくなるので、ホットプレート以外では大きさに注意してくださいね。
細切り・輪切りは肉と一緒に食べたいときに
ピーマンを細切りにして、焼いた肉で巻く食べ方も人気があります。縦に5~8mmほどの幅で切ると、肉と一緒に持ち上げやすく、たれも絡みやすくなります。
輪切りにすると見た目がかわいらしく、短時間で焼ける反面、種やワタが残りやすい点には気をつけましょう。苦みを抑えたい場合は、輪切りにする前に縦半分に切り、種と白いワタを取り除いておくと下ごしらえがスムーズです。

ピーマンの苦みを抑える下ごしらえと焼き方のコツ
白いワタと種を丁寧に取り除く
苦みが気になるなら、まずは種と白いワタを取り除きましょう。縦半分にしたあと、指で大きな種を取り、包丁の先でワタを軽くなぞるように外します。
あまり深く削ると果肉まで減ってしまうので、白い部分だけを薄く取るイメージで十分です。取り除いたあとは水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭いてください。水分が残っていると油がはねやすく、焼き面もつきにくくなります。
油を薄く塗ると香ばしさが出やすい
ピーマンの表面に、少量の油を薄く塗るのもおすすめです。油が多すぎると網やプレートで滑りやすくなりますが、表面をうっすらコーティングする程度なら、焼き色がつきやすくなります。
オリーブオイルでも一般的な植物油でも構いません。塩を使う場合は、焼く前にほんの少し振るか、焼き上がってから振るかで味わいが変わります。苦みを穏やかに感じたいなら、焼いたあとにたれや塩を合わせるほうが、全体の味がまとまりやすいですよ。
焦がしすぎず、表面が膨らむまで焼く
焼肉のピーマンは、黒くなるまで焼く必要はありません。皮にほどよい焦げ目がつき、表面がぷっくり膨らんできたら、裏返すタイミングです。
何度も動かすと焼き面がつきにくく、果肉から水分も出やすくなります。片面をしばらく焼いてから裏返し、両面に焼き色がついたところで取り出しましょう。少し歯ごたえを残すか、柔らかくなるまで焼くかはお好みで。
苦みが苦手な方は、中心まで温まるようにやや長めに焼くと食べやすくなります。

おうち焼肉で失敗しないピーマンの切り方と手順
切る前に確認したいピーマンの状態
まず、表面にハリがあり、傷みや柔らかくなった部分が少ないものを選びます。水洗いしたら、ヘタの周りや表面の水分をしっかり拭き取りましょう。
次に縦半分へ切り、ヘタ、種、必要なら白いワタを外します。大きさをそろえて4等分にする場合は、厚みのある部分が極端に大きくならないよう、できるだけ均等に分けるのがポイントです。
焼き網やホットプレートに置く向き
縦半分のピーマンは、最初に切り口を上にして置くと扱いやすいでしょう。果肉に急に強い熱が当たりにくく、内側が温まってから表面に焼き色をつけられます。
途中で皮側を下に返し、皮に焦げ目がつくまで焼きます。網の場合は、切り口を下にすると水分やたれが落ちやすいので、最初から皮側を下にする方法もあります。火力や器具によって変わるため、焦げそうなら早めに位置をずらしてください。
たれをつけるタイミングにもひと工夫
焼く前にたれをたっぷりつけると、糖分が焦げて表面が黒くなりやすくなります。基本は、ピーマンを焼き上げてからたれにつける方法がおすすめです。
塩やこしょうなら、焼く前に少量振っても問題ありません。焼肉の脂が残ったプレートで焼けば、ピーマンに肉の香ばしさが移ります。肉を焼いた直後は脂が多いこともあるので、気になる場合は軽く拭き取ってから野菜を焼くと、すっきりした味に仕上がりますよ。
焼肉のピーマンに関するよくある質問
Q1. ピーマンは焼肉で丸ごと焼いてもよいですか?
小さめのピーマンなら、丸ごと焼くこともできます。ただし、内部まで火が通りにくく、熱で膨らんで破裂する可能性もあるため、数か所に切り込みを入れておくと安心です。
食べやすさや火の通りを考えると、縦半分に切る方法が扱いやすいでしょう。苦みが気になる場合も、種とワタを取り除ける半分切りのほうが向いています。
Q2. ピーマンは焼く前に水にさらしますか?
基本的には、切ったあとに水でさっと洗うだけで十分です。長く水にさらすと、表面の水分が増えて焼きにくくなるため、洗ったあとはキッチンペーパーでしっかり拭き取ってください。
苦み対策として水にさらしたくなるかもしれませんが、白いワタを取り除き、じっくり焼くほうが手軽です。水分を残さないことも、香ばしく仕上げる大切なポイントですよ。
Q3. ピーマンを柔らかく焼くにはどうすればよいですか?
縦半分の大きめサイズで焼き、皮に焦げ目がついて表面が膨らむまで加熱します。薄切りにするよりも、厚みを残したほうが中が蒸されるように火が入り、柔らかくなりやすいんです。
ただし、火力が強すぎると外側だけが先に焦げます。焼き網の端や火の弱い場所も使いながら、焦げ目と柔らかさのバランスを見て仕上げましょう。
焼肉のピーマンは、迷ったらまず縦半分。種とワタを取り、水分を拭き、表面がぷっくりするまで焼けば、香ばしさとみずみずしさを楽しみやすくなります。
苦みを抑えたいときは白いワタを取り除き、食感を残したいときは大きめに切るのがコツです。次のおうち焼肉では、半分切りと4等分を並べて、味や食感の違いを比べてみるのも楽しそうですね。
